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申立関係書類の出し方を知っておこう

「関係書類」が全部そろったら

一応、自己破産申立てについての関係書類の準備が全部できたとしましょう。
それにしても、裁判所への提出書類は、けっこうな分量になります。
必要な書類や各種のコピーなど、用意できていないものはないか、ひとつひとつ入念にチェックしましょう。
繰り返しますが、大切なことは事実を正直に正確に記載するということです。
ついつい「これは記載しなくていいや」とか、「あのことは隠しておこう」などという気持ちにもなりかねませんが、決して「弱い心」に負けないことです。
自己破産をして再起しようと誓ったときの決意を思い出して、正直に自分の現状を見つめ直しましょう。
また、裁判所に提出する書類は公文書でもありますから、偽りの記載をしたような場合には、「破産手続開始決定が受けられない」、「免責が許可されない」などの他に、場合によっては刑罰を受けるおそれもありますから要注意です。

提出前にもう一度確認を

添付書類や予納郵券(切手)・収入印紙など、必要なものをあらかじめすべてそろえておきます。予納金ももちろんです。
裁判所は、予納金が納められ、必要な書類がそろったときに、裁判官が直接申立人から事情を聞く審尋(審問)期日を決定します。
くれぐれもミスのないようにしましょう。
なお、月初や午前中は比較的すいていて、午後は大変混み合っているのが実情です。
申立ての当日には、封筒の宛名書きをしますので、ボールペンなどの筆記具や印鑑(認印でもOK)、債権者一覧表のコピーを持って行った方がよいでしょう。
また、予納金は直接裁判所に納める方法の他に、銀行振込も利用できます。

免責の法律相談

法律相談広場には、免責に関する法律相談が閲覧できます。
借金の内容によっては免責は許可されません。
自己破産の免責に関して、不安のある方、是非一度チェックを。
弁護士や司法書士が実名で回答しているので、情報の精度は安心です。
免責の法律相談一覧|法律相談広場

家計全体の状況について

申立直前の2か月分の生活状況

厳しい取立てに合うなど、神経をすり減らしている状況のもとでは、2か月前のことといっても、ハッキリ思い出せるか不安になる人もいると思いますが、それほど神経質になる必要はありません。
毎月の収入は、給与明細や預金通帳さえあれば確認できますし、年金や生活保護の受給金額については、役所の担当部署へ行けばわかることです。
支出についても、地代・家賃・公共料金などは、領収書があるでしょうから正確な金額が簡単にわかるでしょう。
食費やその他の生活費についても、正確に家計簿などにつけていればよいのですが、そうでなければわかる範囲で書くことになります。
なお、申立人の収入・支出だけではなく、親や配偶者などで同居している人の収入・支出についてもあわせて書く必要があります。
誰の収入でどのように暮らしているのかもわかるように書きます。

自己破産すると、会社を辞めなければならないか

法律上、破産手続が開始すれば、会社を辞めなければならないという規定はありません。
一般の会社員は労働力を提供できれば、雇用契約上の義務は果たせるからです。
なお、会社によっては、就業規則で破産を解雇事由としているところもあるかもしれません。
しかし、破産と労働力の提供は関係のないことなので、その規定は無効です。解雇は不当解雇になります。
自己破産を避ける債務整理として、個人再生があります。

債権者一覧表について

債権者一覧表は第3の関門

債権者一覧表は、申立人の負債の状態を把握するための重要な書類です。
最初に借入れをした日を基準にして、借入れや購入年月日の古いものから順に書いていきます。
金融業者や信販会社からの借入れだけではなく、勤務先からの借入れ、家賃の滞納分、生命保険会社からの契約者貸付、親族からの借入れなども忘れずに記入する必要があります。
とにかく、ありとあらゆる負債について記入するわけです。
同じ債権者から何回も借り入れている場合には、初めて借り入れた時期に、金額・使い道などをまとめて記入します。
債権者が多数いて、一枚の用紙に収まらないような場合には、あらかじめ用紙をコピーしておきましょう。
債権者名や債権者の住所は、破産手続開始決定を受けた後、裁判所から郵便で通知を送るのに必要です。

債権者一覧表は免責のときに影響してくる

ここで債権者や負債の記載もれがあったり、ウソの記述があったりすると、たとえ破産手続開始決定が受けられたとしても、後々厄介なことになります。
ここに記載されなかった債権は、後に免責を受けても免責の対象にはなりません。
せっかく苦労して、自己破産しても、再び債権者から取立てを受けることになりますし、なによりも、一度免責を受ければその後7年間は免責を受けられませんから、その借金からはもう逃れる術はありません。
包み隠さず正直に書きましょう。

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